患部から数えた方が早い冬
公表しない彼女のような夏は過ぎ
スクリーンを流れる誰かの道徳に 隙みせぬようグミ噛み続けろ
カステラの端だとしても渋さよな
思考が親指のスピードを上ま わるとき、その差分に咲く花
世界には元から何もなかったの かもしれないとレシートの山
確かに、君が眉間にのせる花 言葉にまさる欺瞞はないし
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